キッズ体幹トレーニングで体の土台づくりを再学習しよう!

発育発達について

正しい姿勢を保つには、インナーマッスルの安定が必要だと言われています。

体幹部を安定させる「横隔膜」「腹横筋」「多裂筋」「骨盤底筋」などのインナーマッスルの働きによって、理想とする正しい姿勢が保たれています。

しかし近年では「運動不足」「生活習慣の乱れ」「食生活の変化」などによって、子どもから大人まで正しい姿勢を保てない人が多く見受けられるのが現状です。

 

正しい姿勢づくりの基礎は、赤ちゃん期からスタートしています。

赤ちゃんは「泣くこと」で横隔膜を鍛え、生後4~5ヶ月頃の「寝返り」は正中軸の獲得や体を整えるための運動となります。

5~6ヶ月頃からは体幹の安定により「ずり這い」での移動動作が始まります。

床を蹴りながら移動する動作により、両手・両足の筋肉が発達。個人差はあるものの、7~8ヶ月頃からはずり這いから腰が浮き上がり「ハイハイ」が始まります。

これまで以上に体幹部分を安定させ、筋力の向上とバランス感覚が身についていきます。

乳幼児期は、筋力が鍛えられるのと同時に反射神経も養われるので、動くことを制御せず、培うべき筋力や神経を発達させてあげることが大切です。

 

危惧されるのは、昨今の生活環境の変化です。

便利な育児グッズが次々と店頭に並び、快適な子育てのために取り入れる親が大多数を占めています。

寝返りを制限してしまう乳幼児専用のイスや歩くことをサポートする歩行器がその例です。

正しく使用することで多くのメリットが挙げられる反面、成長の基盤となる体全体の筋肉や神経を鍛えたり、体幹バランスを整えるために必要なプロセスを減少させることにも繋がりかねます。

 

「生涯使い続ける体を育むこと」をモットーにしている当クラブのレッスンでは、乳幼児期の体の使い方を再度学習し直す「キッズ体幹トレーニング」を導入しています。

ハイハイや仰向けで寝そべった状態で手足をグーパーさせるなど、赤ちゃんの頃の動きをおさらいすることで、今後の成長に必要な筋力、反射神経などを身につけていきます。

軌道修正が可能な時期だからこそ、生涯正しい姿勢が保てる体づくりを行うことが重要だと考えています。